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2015/1/8追記: ディスプレイの上側にあるバックライト周辺に補修液が浸透すると画面が暗くなり、逆に悪化する場合があります。(2度目のガラス割れで発覚しました) 十分に注意してください。また、この記事は無保証です

Apple careとか、安心パックとか、そんなの自分には必要ないと思っていた時期が僕にもありました。

買ったばかりのiPhone5cがこんな姿になるまでは…
Appleの正規代理店(appleで検索してね)で修理する方法があるが、全交換となり27800円と高額。そしてサードパーティの修理店もまだ対応が十分にできない状況であるから、苦肉の策としてケミカルでの修理を試みた。補修後が下の写真となる。
割れ自体が消えることはなかったが、当初文字も見えない程に割れていた右下あたりが、ある程度見えるように改善された。
筆者のような同じ悩みを持つ貧乏人の為に、これより使ったものや具体的な手順を示すが、この手順を真似したことにより生じたあらゆる損害について、筆者は一切の責任を負いません自己責任で行うことに同意できない人は、絶対に真似をしないこと
使ったのは飛び石などで欠けた自動車のフロントガラスの修理剤であるWindshield repair kit(amazonの商品名は「安くて役立つ!ひび割れ補修!! フロントガラス リペア キット 2ヶ所分」) 。ちなみにデザインが変わったようで届いたのは右のパッケージだった。
  
補修後はiPhone5用保護フィルムが必須なので、かならず準備しておくこと。数μ程度の凹凸ができてしまうため「強化ガラス製」などといった硬いフィルムはおそらく向かない。

なお、作業において強い紫外線が必要となるため晴れた午前中から着手することが望ましい。
紫外線ライトがあれば代用になるかもしれない。

1. 補修面の清掃

まず割れたガラスの破片やゴミなどを取り除く。
筆者はiPhoneを裏返してトントンと叩いたあと、セロテープでゴミを取り除いた。
小さいガラス辺が落ちるので、怪我をしないよう後始末すること。

2. 補修キットを準備する

補修キットをあけ、レジン(左上端の黒い小瓶)と長方形のフィルム、カミソリの刃を取り出す。
添付の英語で書かれた手順書は自動車の修理を想定している。手順書では注射器のようなポンプと土台を使うように書いてあるが、これらは使わない。筆者も最初、自動車用の手順を試みたが、亀裂が土台よりも大きいとポンプの空気が漏れるため失敗した。しかもガラス板と液晶の間に気泡が入ってしまった。

3. レジンを垂らし、フィルムの上から揉む

レジンを割れが激しい場所に垂らし、その上からフィルムを貼る。故障(ガラスが割れた時点でもう故障してるけど)の恐れがあるためホームボタン、上部のスピーカ周辺にはレジンを垂らさない。ガラス保護フィルムを貼るような要領で空気を逃がしたあと、ガラスを少し力を入れて押さえ、揉む。なお、ガラスは下の液晶と密着しており、力を入れすぎると液晶が割れて一巻の終りとなるので、慎重に行うこと。

4. レジンの浸透を待つ

少し揉んだあと、フィルムを貼ったままにしレジンが亀裂に自然に行き渡るのを待つ。筆者は日光が当たらない室内で20分程放置した。

5. 日光で硬化させる

フィルムを貼ったままiPhoneを日光の下に20分程放置する。レジンが紫外線により硬化する。

6. 余分なレジンを除去する

iPhoneを天日干しからおろし、フィルムをはがす。
亀裂に入らなかったレジンが表面に残るので、それをカミソリで削り落とす。ガラスを削ってしまわないように慎重にしなければならないが、亀裂からはみ出たレジンが残ると保護シートが乗らなくなるので、丁寧に削ること。説明書にはコンパウンドを掛けると良いと書いてあるが、iPhoneのガラスは表面が化学処理されているはずなので、やらない方が良いだろう。

7. 表面の清掃

削り落したレジンを手順1の要領でもう一度取り除く。

8. 完成

亀裂全体にレジンが入るまで(≒気が済むまで)手順3から7を繰り返し、上から液晶保護フィルムを貼って、完成となる。

2014/10/27

年に何度かこのページで商品を買われている方がいらっしゃるようなので、もし「ダマされた!」というような結果になった方はコメント頂けると幸いです。



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