4年以上付き合ってきたDELLのLatitude E4300の電池が遂に息絶えたので、thinkpad twistを購入した。当然Debianを入れて使うつもりだったが、嫁がWindowsでOfficeのトレーニングをしたいと言うのでWindows8 pro+Office付きにしてデュアルブートすることにした。
悲しいことに、デュアルブートのインストールするくらいで2日潰してしまった。
Windows関連でググるとチラ裏が大量に出て、色々と苦労したのでここにメモする。
DebianインストーラUSBキーを準備する
USBメモリの準備
電池の死んだLatitudeで、Debianインストーラを準備する。
その辺に落ちてたUSBメモリを拾い、パーティションをfdiskで切る。(下みたいな感じ)
[root@mypc]# fdisk /dev/sdb (USBメモリ)
Command (m for help): p
Disk /dev/sdb: 8166 MB, 8166703104 bytes
256 heads, 63 sectors/track, 989 cylinders, total 15950592 sectors
Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
Disk identifier: 0xc3072e18
Device Boot Start End Blocks Id System
/dev/sdb1 * 2048 15950591 7974272 e W95 FAT16 (LBA)
mkdosfsでパーティションをフォーマットする(vfatでは後でブートしないので注意)
[root@mypc]# mkdosfs /dev/sdb1
unetbootinでUSBにインストールCDを構築
unetbootin を入手して、debianのイメージをUSBに書きこみ。手順は本家を参照のこと。
上記で作成したUSBインストーラに、firmwareというフォルダを作成する。
そこにwifiとかで必要になりそうなファームウェアを展開して保存しておく。
Thinkpadのパーティションを切り直す
最近はパーティションが後から切られるようになったようだ。管理ツールからボリュームの管理を選択して、Cドライブをガッツリ半分に縮小する。(システム予約ファイルの配置によっては思った通りに空かない可能性がある。自分は460GB中200GBくらい縮小できた)空いた領域はなにもせず次の手順へ。
Debianをインストールする
USBメモリを挿したままリブートする。Thinkpadもそうだったが、最近はWindows UEFIが最初に起動するようなので、ブートメニューを出すようにする。そして、BIOSの設定でSafebootを切ることなどをしておく(自分の環境では、安全でないブートといったエラーでブートしなかった)。
インストーラからいつものようにインストールする。この辺の内容は他のチラシの裏に譲る。
ちなみに、sidのインストールイメージを使ったせいか、ベースファイルをインストールしただけでtaskselまで行けずに失敗してしまった。
その後はchrootでベースシステムに入り、適当にaptitudeからインストールを進めてしまった。ちなみにインストーラの画面でAlt+F2などを押すと、インストーラ環境でshellログインができる。それをつかって以下のようにすれば、basefileのインストールが済んでいることが条件になるが、パッケージインストーラによってインストールを無理矢理続行することができる。
sh # cd /target
sh # mount –bind /proc /target/proc
sh # chroot /target
~# aptitude …
Grubのセットアップ
最近のWheezyなどではもしかすると勝手にやってくれるのかもしれないが、上記理由から自分でGrubセットアップをしなければならかったので、手順を掲載しておく。
~# mkdir /boot/efi
~# mount /dev/sda2 /boot/efi
~# aptitude install grub-efi
~# update-grub
要約すると、boot/efiに UEFIがインストールされているパーティションをマウントし、grub-efiをインストールすると、EFI領域にGrubがインストールされる。